飲む育毛剤と使用方法について
■飲む育毛剤の副作用
飲む育毛剤の副作用について心配する方がたまにいらっしゃいますが、風邪薬にも副作用があるようにどんな薬にも必ず副作用のリスクは存在します。
ですので、飲む育毛剤の副作用についても必ずお伝えしなければなりませんので、記載させていただきました。
ですが、現在のところ私の元へは副作用の報告はありません。
・プロペシア
プロペシアの服用によって副作用がある場合がありますが、医学研究では、プロペシアの副作用はまれで、ほとんどの男性には影響がないとされています。
副作用を経験する男性は少数ですが、今までに報告されたものでは、性的な副作用が挙げられます。副作用として、性欲減退、勃起困難、精液量の減少といった症状が報告されています。こうした副作用が起こったのは、それぞれ男性の2％以下でした。プロペシアの服用を中止した男性では、これらの副作用は止まりました。また、プロペシアの服用を続けた男性の多くでも、これらの副作用はいずれなくなりました。
プロペシアに関して行われた医学研究では、こういった副作用は、プロペシアを服用している人だけでなく、偽薬を服用した男性にもよく起こったとされています。
また、プロペシアの有効成分は、5倍の用量で高齢の男性の前立腺肥大の治療に使用されています。
この治療を受けた男性から報告された主な副作用としては、射精に伴う困難、胸の腫れ、唇の腫れや発疹などの圧痛やアレルギー反応などがあります。
プロペシアは基本的に男性用育毛剤です。
女性は使用できません。また、男性でも未成年の服用はできません。
特に妊婦又は妊娠している可能性のある女性および授乳中の女性は絶対にプロペシアを服用しないでください。
妊婦への影響として、プロペシアは、男児の生殖器官の奇形を胎児に引き起こす可能性があると報告されています。
プロペシアを服用した男性と性交渉を持って女性が妊娠した場合はプロペシアが原因の男児の生殖器官の奇形や副作用が出ることはありません。
また、女性はプロペシアへの接触も避けてくださいとの表現もありましたが、実際はプロペシア錠剤はコーティングされていますので、触れただけで成分を吸収してしまうということはありません。ただし、割って服用したりした際、砕けた錠剤の成分を吸ってしまうといけません。いずれにしても取り扱いには十分に注意が必要です。
また、プロペシアの成分を含んだ血液が妊婦に輸血された場合のリスクという観点から、プロペシアを服用した方が献血に行く場合は服用中止後１カ月以降であること、と日本赤十字社では指導しています。
・ミノキシジル
ミノキシジルは外用（カークランドやアクタビス）と内服用とありますが、成分は基本的に同じですのでどちらも同じように副作用があります。
主な副作用として挙げられているのは以下の３つです。
1 .添付した部分に軽いかゆみと炎症が現れる
2 .まれに動悸、胸痛、心拍が速くなるといった副作用が現れる場合がある
3. まれに手足のむくみの症状が現れる場合がある
これらは特に飲み始めの２～４週間くらいの間におきます。
これもしばらくするとその症状がおさまるようになってきますので、その間は飲みながら様子を見るようにしてください。
ですので、健康な方が、容量・用法を守って使用する分にはさほど問題ない医薬品といえます。
ですが、ミノキシジルはもとは血管拡張剤として処方されていた医薬品です。
そのため、高血圧症としての治療を受けている方や、もとから低血圧の方はかかりつけの医師に相談してからの服用をおすすめします。
副作用については、このサイトで挙げた中では、薬であるプロペシアとミノキシジルについて気をつければよいでしょう。
しかしながら、しつこいようですが、副作用はまったく起きないとはいいきれません。
他に病気を抱えている方やもともと心臓が弱い方はやめたほうがよいでしょう。もし、その中でどうしても飲む育毛剤を使いたいという方は必ず医師に相談してから使用してください。
しかし、そうでなければ続けてください。
集中して治療を実践していく方が髪も回復しやすいので、私は薬での治療をおススメします。
薬での治療なしで治すという方法もありますが、回復の確率からするとかなりの差があるかと思われます。
もしどうしても心配でしたら、塗り薬だけ始めのうちは薬局で販売されているリアップ（ミノキシジル成分１％のもの）などを使用し、3ヶ月くらいしたところで、カークランドやアクタビスに切り替えてみたらよいと思います。