飲む育毛剤と使用方法について
■飲む育毛剤について
冒頭から、「髪を生やすには健康になること」と説明してまいりましたが、歳を重ねて変わってしまった体質を薬によって治癒することも重要なことです。
そこで、飲む育毛剤の中でも私がオススメのものをご紹介しましょう。
※画像はプロペシアのジェネリック医薬品の
フィンペシア
そのプロペシアの中にフィナステリドという成分が入っており、これが発毛に効くのです。
プロペシアは男性専用の脱毛治療薬です。
女性はプロペシアを服用しないでください。
妊婦が使用すると男児の生殖器官の奇形を胎児に引き起こす可能性があると報告されています。
また、プロペシアは女性には効果がないといわれています。
男性型脱毛症は、男性ホルモンに影響されると、医学的に考えられており、このタイプの脱毛症は、医学的には男性型脱毛症(男性ホルモン性脱毛症、AGA)と呼ばれています。
脱毛に悩む男性の8割が、この男性ホルモンの1種であるジヒドテストステロン(DHT)が増加していると考えられています。科学的には、DHT量が増えると成長サイクルに影響し、毛髪が減少を促進すると考えられています。
プロペシアは、男性ホルモン性脱毛症治療のための初の経口薬で、頭頂および前方中心部(おでこの上)の男性型脱毛症治療のために開発されました。
プロペシアは、多くの男性の毛髪数の維持や増加に効果があると証明されています。
服用開始後、プロペシアは直ちにDHTの生成を阻害し始めます。
しかし、毛髪はゆっくりと成長するため、プロペシアの効果が目に見えるようになるには、ある程度時間がかかります。
多くの男性には、服用後3カ月程度で、プロペシアの最初の効果が脱毛の減速という形で現れ始めます。
医学研究では、プロペシアによって増加した毛髪は「ももの綿毛」のようなフワフワした薄いものではなく、頭頂と前方中心部に本当の毛髪が成長すると報告されています。
フィナステリドとは?
「プロペシア」の成分であるフィナステリドは、本来は良性前立腺肥大の治療および緩和に使用されている薬で、米国メルク社から「プロスカー」という商標名で発売されていました。
その後1997年12月22日、経口フィナステリド1 mg(製品名プロペシア)が、男性型脱毛症(AGA)の治療として米国食品医薬局(FDA)に認可されると、世界50ヶ国以上で売られ、「最強の発毛剤」と呼ばれています。
男性ホルモンの1種であるテストステロンが、5αリダクターゼという変換酵素の働きで、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変換され、このホルモン(DHT)が脱毛を引き起こすということがわかっています。
これが、男性型脱毛症の原因と言われています。
フィナステリド(製品名プロペシア)は、5αリダクターゼの働きを抑制することにより脱毛を防ぎ、発毛を促進する経口発毛剤です。
2つ目は「ミノキシジル」です。
※画像はミノキシジルのジェネリック医薬品の
ノキシジル
さきほど、風呂上りに頭皮につける発毛促進剤として、「カークランド」や「アクタビス」といったミノキシジル製品を紹介いたしましたが、ミノキシジルは飲む育毛剤としても売られています。
現在では、日本でも様々な育毛剤、発毛剤の主成分として活用されています。
話題の育毛剤の主成分もこのミノキシジルです。
ミノキシジル配合の医薬品では、その配合量を2%、3%・・・と表示しており、配合量が高い程良く効くとされています。
ミノキシジルは血管を拡張させて血行を良くする作用があり、血液から栄養分を取り込んでいる毛根を活性化させ、発毛力を促進させる効果があります。
すなわち、このミノキシジルこそが育毛・発毛を促進させる主成分なのです。
現在、ミノキシジルの有効成分を活用した育毛・発毛剤が販売されておりますが、そのほとんどが、頭皮に塗るローション(液状)タイプのものです。
従来のローションタイプとは異なる服用タイプのミノキシジルタブレットは有効成分を効率的に吸収することが可能です。
一番のミソは、フィナステリドとミノキシジルを併用することです。
併用することにより、お互いの成分に相乗効果を生むのです。
ですので、どちらかだけを飲むのではなく、両方を併用して飲むことを強くオススメします。
プロペシア、ミノキシジルについては、必ず「飲む育毛剤の副作用」のページもお読みください。
「プロペシア」「ミノキシジル」製品は、「おススメ育毛剤」のページで紹介しています。
補足:ジェネリック医薬品とは?
ジェネリック医薬品とは、新薬(先発医薬品)の特許期間終了後に販売開始される「後発医薬品」のことです。同じ有効成分を含み、有効性(効能・効果)は同等,安全性も問題ありません。最大のポイントは低価格であること。毎日使うものだから少しでも安くという方はジェネリック医薬品をお試しください。